

形のお話①(具体性と抽象性)
今回はコードホルダーとICONハンガーについて、 形のお話をしようと思います。 物の形というのは、 よく言われる「第一印象」ともあるように、 真っ先に 好きか嫌いか、面白いかなど、 それだけで欲しいと思える目的にもなる大事な要素です。 コードホルダーは、 ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器のようなフォルムをしています。 イヤホンを巻ける用途を表すために音楽に関連付けています。 (そのような楽器が好きな方にキュンと思わせる、そういった 狙いもあったりします。) また、くびれの部分にコードを巻きつけると外れにくくなるという実用面でのメリットもあります。 ただ、もし形がより具体的な楽器の形であった場合、 例えばコントラバスとします。 (特に何の恨みもございません。一例として) どうでしょうか、ギタリストは欲しいと思うでしょうか。 ギター型なら考えたのに と思われるかもしれません。 ヴァイオリン奏者には、ヴァイオリンは無いんですか?、と。 (コントラバス奏者には、形がおかしい、と。) また、こういった道具があるのかと実用面で興味をもっていただいた方にも、


コースターとレーザー刻印
二本目のブログは、コースターの製作秘話について。 母校の大阪総合デザイン専門学校を卒業し、 個人で活動をスタートしたときの最初の作品が、コースターなのです。 レーザー加工機を手に入れ動かせられるようになったときに、 たまたま友人がハンドメイドマーケットに出店することを知って、横で自分もやってみようと、参加を決意しました。 何を作ろう、、機械もまだ少しの理解しかない状態で、できることは、、、。 そうだ、模様をレーザーで刻印しよう!と考えました。 (何もないのによく参加しようと思ったものだ) 卒業制作でもレーザー加工での模様のデザインをしたことがありました。 その時から今でも、模様を考えることは 内なるものを表現する刺激的な行為だと思うんですね。 理屈でもなく自分の好きなバランス、余白、濃度、色彩など、 誰でもあると思いますが、 それを今回は自分のデザイン観のひとつでもある、「単純で、飾りすぎない」を踏まえて考えました。 線模様のパターン柄で6種類、初めは Fruit と Polygon の2種類でした。 (ボツ柄を含めると18種類はあったのですが、